200系ハイエース 1KD ウォーターポンプ交換

200系のハイエースのタイミングベルト交換ついでのウォーターポンプ交換の作業をしました。

作業するイメージではウォーターポンプ交換ついでのタイミングベルト交換ですよね(笑)



タイミングベルト交換だけなら30分かからないのに・・・。

仕事で使われてて走行距離が多めな車がほとんどな車種だからなのか、よくウォーターポンプは壊れるイメージなので、早め交換の予防整備です。



めんどくさいって嫌うメカニック多いですが、そこまででもないかと思います。

ランクル80のディーゼルのウォーターポンプ交換の方がよっぽど面倒な気がします。



運転席シートを外し、シート下のフロアを外して作業スペース確保します。

ベルト外す前に、ウォーターポンププーリーのボルト緩めるのを忘れずに。



エアコンコンプレッサーを外しますが、トヨタの修理書によると、ガスを抜くことになってますが、ガスなんて抜きません。







コンプレッサーの下のボルト、緩めれるのですが、スペースがなくて外せたとしても取り付けに困るのと、コンプレッサーが上に抜けてこないので、タービンからインタークーラーへと向かうパイプを外します。

ホースバンドを2か所緩めて、タイヤハウスから固定ボルトを外します



外すのはオルタネーターのB端子の上の10mmのボルト1本です。



パイプ外すと、スペースできるので楽勝です。





傷つかないようにタオルひいて、エアコンコンプレッサーが動かないようにシートの位置決めピン用の穴を利用してタイラップで引っ張ります。





エアコンコンプレッサーブラケットを外します。

アイドラプーリーを外し、オルタネーターの上のボルトを外し、下のボルトを緩めて動くようにしてから、ベルトテンショナーを外します。

ボルト2本はウォーターポンプと共締めになってますね。





この部品を取り外すのが無駄な時間な気がしつつも重要な作業です。



タイミングベルトを外し、クランプーリーを反時計回りに約90度回して、バルブとピストンと万が一干渉しないようにしてから、カムスプロケットを外して、タイミングベルトの裏のカバーを外したらやっとウォーターポンプ外せます。

カムスプロケット外したらキーの扱いに気を付けてください。







新品のポンプを付けたら、共締めになってるテンショナーを取り付けます。









そして、クランクを回し、上死点に合いマークを合わせて、タイミングベルトを取り付けてからオートテンショナーを取り付けます。

ベルトに合いマークがついてるので何も考えなくてもよくていいですね。







オートテンショナーを取り付けてピンを抜いたらクランクを2回転時計回りに回して、再度会いマークがあってるのを確認したら、カバーを付けます。

ハーネスやラジエーターアッパーホースが邪魔で外す時もですが、少し強引めにいっちゃいます。





そして、最後にエアコンコンプレッサー。







このボルトがパイプに干渉して抜けないのとパイプを少しまげてメガネがギリギリ入るくらいのスペースしかないので、この状態でコンプレッサーをボルトに力がかからない位置に持ち上げながら指で締めこみます。

エアラチェットやインパクトレンチで一気に行きたいタイプなので、意外とストレスなんですよね(笑)



コンプレッサーを取り付けたら、パイプを戻し、ベルトを取り付けて、クーラントを入れて、アイドリングしてクーラントのエア抜きをしてフロアとシートをつけて終了です。



標準作業時間は3.5時間らしいですが、気温低いと、水温上がるの遅くて、エア抜きに時間がかかってトータルで3時間半をちょっとオーバーでした。

エアコンのガスを抜いてたら、真空引きの時間まで考慮すると4時間ちょいですかね。



スペースの問題もありますが、もう少し簡単に交換できる構造にしてほしかったですね。


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